百花繚乱の電力プラント市場

 重電プラントの建設プロジェクトは、国内外で活発に動き出している。国内では、電力制度改革を控え活発に動き出しているが、海外でも東南アジア市場の動きから目が離せない状況が続いている。石炭火力、ガスタービンコンバインドサイクル、そして再生可能エネルギーまで、プラントは多様化しており、市場状況を表現するには「百花繚乱」という表現が相応しい。百花繚乱の重電プラント市場について、レポートする。

 【総 論】
  百花繚乱の電力プラント市場
  インドネシアやタイなど、東南アジア市場で大型案件が浮上
   ・3万5,000MW以上の電源開発に向けて加熱するインドネシア市場
   ・ガス火力依存からの脱却を図るタイ
   ・一進一退の東南アジア諸国
   ・多額の円借款が供与されるバングラデシュ、ウズベキスタン
   ・大型プロジェクトが動き出した中東、アフリカ地域
   ・40基以上の大型火力発電所が計画される国内市場

 【中東・北アフリカ 再生可能エネルギー】
  活発化する中東・北アフリカ地域再生可能エネルギー開発
  経済成長に伴うエネルギー需要の増大が牽引
   ・大規模な導入目標を持つサウジ
   ・UAEではプロジェクトが具体化へ
   ・中東・北アフリカ全地域で高まる導入機運


 (Vol.356 2015年5月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部