プロキュアメントエンジニアリング

調達は単なる「買い物」で良いのか。プロジェクトにおいて、適切な機器が選定され、それが適切な時期にサイトにデリバリーされるには、プロジェクト全体を捉えた調達が求められる。まさしく、そこにはエンジニアリングの要素もあり、調達をコスト競争のための叩き合いと考えるのは、あまりに次元が低い。これからの調達に求められるのは、エンジニアリング的な判断を伴う、「プロキュアメントエンジニアリング」だ。

【総 論】
 今求められる、プロキュアメントエンジニアリング
 プロジェクト全体最適をいかに実現するか

【千代田化工建設】
 調達担当者の育成は座学とOJTの二本立て
 調達ユニットは若手社員からも人気

【東洋エンジニアリング】
 調達担当者のバランス感覚を重視
 担当者の経験を数値化したベンダー情報を社内で共有へ

【日 揮】
 1ステージ上の調達を目指す日揮
 メーカーが製作しやすい調達を追及

【三菱重工業 インダストリー&社会基盤ドメイン】
 組織再編でもエンジ本部とMHPSの連携は継続
 調達の生産性を重視、国内メーカーには提案力を期待

【JFEエンジニアリング】
 技術の知識と、バランス感覚に重点
 海外調達を促進、調達ITシステムを刷新

【新日鉄住金エンジニアリング】
 コンプライアンス遵守を徹底
 グローバル調達、競争入札に力

【三菱重工環境・化学エンジニアリング】
 コミュニケーション能力とバランス感覚を重視
 国内外での新規ベンダー・工事会社開拓に力



 (Vol.397 2017年4月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部