プラント・インテリジェント化を牽引するIoT ・ビッグデータ

IoTやビッグデータが話題だが、これらの要素は今後のプラントのインテリジェント化に不可欠な要素だ。元々、プラントのDCS(分散型制御システム) は、IoTと同様の役割を果たしてきたが、通信プロトコルとしてインターネットが使われるようになって、大量・高速伝送が可能になった。これらのテクノロジーは、ビッグデータ活用を可能にして、プラントのインテリジェント化にも大きな役割を果たすことが期待される。この状況を捉えて、制御システムメーカーもプラントのインテリジェント化に取り組んでいる。制御システムの動向を取材した。

【総 論】
 プラント・インテリジェント化を牽引するIoT・ビッグデータ
 自主保全にも対応、制御システムメーカーの商機

【アズビル】
 「IoT」で熟練運転員の叡智を継承・超越する「第2・第3の目」を提供
 安全性と生産性の向上に貢献

【日本エマソン】
 包括的なIIoTソリューションを提供
 注目の腐食センサも提供、ニーズに応じてデータ分析にも対応

【日本アスコ】
 ワイヤレスの作動センシングでIIoTに対応
 耐環境性に優れた電磁弁、近接スイッチを相次いで市場に投入

【ハネウェル】
 「CONNECTED」を前面に打ち出したIIoTを提案
 「つながること」で実現される最適操業管理

【富士電機】
 IoT/CPSを軸に新価値創造へ取組を強化
 昨年4月には全社組織「IoTプロジェクト室」を設置

【横河電機】
 IoT・ビッグデータで「見える化」と「診える化」に対応
 情報取得と情報解析に多様な技術、自主保安の高度化に対応


 (Vol.401 2017年6月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部