本格化するメンテ工事の機械化・IT化

 様々な現場で、人手不足が深刻化している。メンテナンス工事においても、人手不足の深刻度は深まっている。工事業者の中では「どこかに人はおらんか?」という声を頻繁に聞く。こうした状況の打開策として期待されるのがメンテナンス工事の機械化・IT化による省人化だ。メンテナンス工事は画一化されていないため、「機械化・IT化は難しい」と言われるが、それでも可能な作業は機械化して人手を少しでも減らす努力が求められる。人手不足が深刻化する中で、メンテ工事の機械化・IT化は文字通り「待ったなし」だ。

【総 論】
 本格化するメンテ工事の機械化・IT化
 人手不足で対応「待ったなし」、各社導入に本腰

【山 九】
 施工の効率化と「働き方改革」への対応目的に機械化・IT化
 グループ企業の日工検の技術も活用、作業の効率化と最適化を実現

【新興プランテック】
 メンテナンスの機械化・IT化の先駆的存在
 軽労化・非熟練化を目的に取り組み

【高田工業所】
 2018年度から機械化・IT化に本腰
 新組織「ICT推進プロジェクト」も発足

【千代田工商】
 困難はあっても導入可能な箇所で機械化・IT化
 人材育成などにも活用、人手不足への対応には不可避

【日揮プラントイノベーション】
 ベテランの経験をIT利用で活用
 ITで補う未熟練な若手の技術

【日本通運】
 「働き方改革」への対応で全社的に機械化を推進
 重機建設事業部では、機材センターが機械化に対応



 (Vol.414 2018年1月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部