開発重視で未来を見つめる東レエンジニアリング

 東レエンジニアリングは、「エンジニアリング」と「ものづくり」を両輪に事業展開するユニークな企業だ。その特徴は開発を重視している点だ。単体で800名強の要員だが、開発部門には約70名が在籍する。この部門では、自社開発のみならず、必要な技術をベンチャーへの出資、時には買収により手に入れている。これを実現するには、ベンチャーと同じスピード感を持つ必要があるが、そのために、役員が情報共有するための仕組みも構築している。東レエンジニアリングの事業展開は注目に値する。

【東レエンジニアリング 太田 進代表取締役社長に聞く】
 イノベーションに不可欠な開発、ベンチャーにも出資
 中期経営課題では設計、購買、製品安全・品質保証などの経営基盤を強化

【総 論】
 開発重視で未来を見つめる東レエンジニアリング
 「エンジニアリング」と「ものづくり」で時代の変化に先手

【開発部門】
 東レエンジニアリングの成長を支える開発部門
 先読みで「あるべき姿」を描き、その姿に近づく取組



 (Vol.431 2018年10月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部