エネ化プロジェクト、コントラクターに異変あり

 わが国のエンジニアリング企業が米国のプロジェクトで相次いで不採算を計上した。この状況にありながら、米国のエンジニアリング企業の中にはポートフォリオを見直している企業がある。プロセスエンジニアリングのリーディングカンパニーであるKBRは、ガバメントサービス部門で売上高の7割を上げ、得意のプロセスエンジニアリングでは、ライセンス販売などのソフト業務に特化している。わが国のエンジニアリング企業が米国で多額の赤字を計上するなか、一部の米国企業が堅実な事業を展開している。

【総 論】
 エネ化プロジェクト、コントラクターに異変あり
 ポートフォリオを見直したKBR、EPCビジネスは薄利へ

【各 論】
 米KBRに見る、新ポートフォリオ
 成長のカギ握る、非EPC事業



 (Vol.436 2019年1月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部