検証!「LNGプロジェクト」の賞味期限

 LNGプロジェクトは巨額の投資を伴うため、実績のあるコントラクターが求められる。わが国には、日揮と千代田化工建設という世界的にも認められたLNGプラントのスーパービルダーが存在する。このため最近では、両社はLNGプラントの受注に積極的に取り組んでおり、その状況は「LNG一本足」とも言われるほどだ。CO2含有量が比較的に少ない天然ガスを液化するLNGプラントは低炭素社会にも受け入れられ、近年、その需要は高まっている。しかし、需要は高まるものの、永遠に上昇を続ける理由は無い。右肩上がりに増加する、LNGプロジェクトだが、その賞味期限はいつか。検証してみる。

【総 論】
 検証!「LNGプロジェクト」の賞味期限
 LNG需要は2030年に4億5,000万トン、新規コントラクターにもチャンス

【LNGプロジェクト】
 モザンビーク・カタールで大型案件がEPC発注へ
 北米案件はスローダウンも次世代に向けた動きに注目



 (Vol.444 2019年5月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部