プラント工事会社の次世代戦略

 メンテナンス工事を主体に、安定的な業績を続けるプラント工事会社。しっかりとしたベースロードを持つのが強みだ。とはいうものの、いつまでも従来のような労務提供型ビジネスだけでは、行き詰まる可能性もある。そこで各社は今、EPCに進出するなど、次世代戦略を模索し始めている。元々、プラントの改造などでエンジニアリングを経験しているが、それを拡大することでEPCへの進出が可能になる。プラント工事会社の次世代戦略について考える。

【総 論】
 プラント工事会社の次世代戦略
 安定した業績を背景に、EPCに参入

【山九 大庭 政博 常務執行役員プラント・エンジニアリング事業本部副本部長
                             兼 メンテナンス事業部長に聞く】
 メンテナンス事業の一環と取り組まれてきたエンジニアリング
 メンテナンス事業をベースロードに、100億円規模の案件に対応

【高田工業所 田 寿一郎 代表取締役社長に聞く】
 EPC事業では確実に前進、課題は調達力
 業績安定も将来には不安、従来の労務提供型ビジネスから脱皮を目指す

【レイズネクスト 吉川 善治 代表取締役社長に聞く】
 経営統合を機会にEPCに再チャレンジ
 技術的成長に不可欠なEPC、高度な施工管理能力とエンジニアリング能力の一体化が強み



 (Vol.459 2020年2月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部