デジタルメンテナンスの現在地

デジタル技術の発達とともに、メンテナンスのデジタル化も進んでいる。3Dスキャナはデータ取得がより容易になり、取得したデータについても必要なデータだけが抽出できるようになった。またメンテナンスやプラント建設の施工を手掛けてきた企業は、メンテナンスデータを活用したEPCへの進出を図る。メンテナンス分野においても、デジタル技術の発達が、新しい事業領域を生み出している。

 【総 論】
  デジタルメンテナンスの現在地
  重要なのは「保有技術とニーズの適合」

 【山 九】
  各種システムを自社開発、顧客ニーズに応じて最新技術も駆使
  日工検など、グループ企業との連携も強み

 【高田工業所】
  建設・メンテナンスの施工で蓄積されたノウハウをEPCに展開
  今年4月にEPC本部を設置、デジタル技術の活用で事業の拡大を目指す

 【千代田化工建設】
  O&Mトータルソリューションサービス「plantOS」を提供開始
  プラントの診断から、メンテナンス計画の立案、施工まで一貫対応

 【日 揮(ブラウンリバース)】
  ユーザが求める配管ルート情報を低価格・短納期で提供
  トータルO&Mサービスの一環として、子会社のブラウンリバースが提供

 【レイズネクスト】
  施工と設計分野および保全分野でデジタル機能強化
  「エンジニアリング」と「メンテナンス」を両輪に展開


 (Vol.540 2023年10月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部