予兆診断で生産性を向上するインテリジェントバルブ

人口減少に伴い、プラントを操業する現場でも人手の確保が難しくなっている。そんな中で今、求められるのが、プラントの操業と保全における省人化だ。省人化へのニーズが高まる昨今だが、デジタル技術の進歩により、プラント操業に必要な様々な機器がインテリジェント化される。バルブにおいても、その作動状況がモニターで確認できるうえに、トラブルの予兆を掴むことができるようになってきた。インテリジェントバルブは予兆診断によりプラントの継続的な操業を可能にしている。この動きは見逃せない。

 【総 論】
  社会が求めるデジタル保全、その一環として求められるバルブ異常の予兆診断
  人手不足とデジタル技術の進化が需要を後押し

 【金子産業】
  トルクセンサーからビッグデータを取得、実バルブとの差異から予兆を診断
  APOSAの活用による予兆診断で、効率的なバルブの異常診断を実現

 【キッツ】
  KISMOSの導入で、顧客密着
  年間契約で導入は無償、サービス提供3年間で30事業所に納入

 【日本アスコ】
  空気操作弁のモニタリングで、バルブの予兆診断
  エマソングループのSCADAシステムとの連携でデータ活用により生産性を向上




 (Vol.573 2025年4月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部