飛躍する世界のコントラクター

世界の主要EPCコントラクターと重電プラントメーカーの2024年度の業績を振り返ってみた。EPCコントラクターでは、一部企業に懸念材料はあるものの、主要企業の業績はおおむね堅調だ。ただ、既受注案件には、大規模工事を控えている案件を抱えている企業もあり、今後を動向を注視した方が良いだろう。また重電プラントメーカーはこれまで風力発電プラントで躓いた企業が徐々に問題を解消しつつある。2024年度は世界のコントラクターの業績は概ね良好だ。

 【総 論】
  飛躍する世界のコントラクター
   EPCでは一部で懸念も、重電プラントは堅調

 【EPCコントラクター】
  概ね堅調と言えるワールドクラスのコントラクターの業績
   適切なポートフォリオで堅調な欧州企業、韓サムスンE&Aは過去最大の受注高

 【重電プラント】
  海外電力プラント3社の業績は、GEベルノバとシーメンスエナジーが黒字化
   送変電・ガス火力発電設備が追い風、斗山は建機子会社が不振




 (Vol.576 2025年5月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部