PMを語り尽つくせ

 エンジニアリング産業から生まれたノウハウPM(プロジェクトマネジメント)への産業界における関心が高まっている。これまでプラントや大型施設の建設プロジェクトの管理に使われてきたノウハウが今、ITのシステム開発などに活用され、大きな成果を上げようとしている。
 が、このPMの成功確率は3割以下と低水準。これをいかに上昇させるかは産業界にとっても大きなテーマだ。今回本誌では業界の論客6名にPMについて熱く語ってもらった。


・日本をPM更新国にした社会的習慣を正せ
    エンジ産業のノウハウが産業界を救う

・東京大学大学院 宮田秀明教授に聞く
    「アメリカズカップに『勝とう』と思ったから、PMを導入しました」

・JPMF 田中弘会長に聞く
    「PMは、プロジェクト計画の最適化とトータルマネジメントから最大の価値を得るものです」

・アイシンク 伊藤健太郎社長に聞く
    「『プロジェクトは失敗するものだ』ということを念頭に入れて、『成功確率を上げるためには
     何をするべきか』を考えながら対応するべきです」

・ITエンジニアリング 加藤亨執行役員に聞く
    「失敗するのは、目的意識が明確でないプロジェクトです」

・大崎PMエージェント 大ア康生社長に聞く
    「建設業でもPMを導入しないとデッドストックに乗り上げることになります」

・日揮情報システム ソリューション本部
  飯島雅EPMプロジェクト統括部長に聞く

    「PMが重視されるようになったのは、四半期決算が導入され、経営そのものがプロジェクト的に
     なってきたことが大きいと思います」



(vol.122 2004.10.10号より)

重化学工業通信社
ENN編集部