国内設備投資は 「甘い蜜」
 世界景気の回復を受けて、国内の産業界も業績を回復させている。これに伴い、一時は冷え込んだ国内設備投資が復活してきた。石油、石油化学、電子デバイスなどの国内製造業はこのところ、こぞって設備投資に踏み切っている。
 この動きは、わが国プラント・エンジニアリング産業にとっても心強いもの。国内プロジェクトは海外と異なり、比較的にリスクが小さい。低リスクで確実に収益を確保するには、この市場を看過できるはずもない。この「甘い蜜」のような市場の取り込みに各社ともに忙しい。

 ☆久しぶりの大型投資に沸く国内石油・石化業界 -石油は形質化需要、石化は得意事業への特化で投資へ-
 ☆一進一退が続く電源開発 -電力需要伸び率は鈍化の一途-
 ☆大型化する、中東地域のIWPPプロ -大型化とともに長引く商談、プロジェクト組成に時間-
 ☆米国 活気付く、半導体・液晶・電子デバイス設備投資 -短工期・リスクマネジメント提案でゼネコンが攻勢-

(Vol.158 2006年5月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部