メンテナンス 「2007年への備え」

 団塊世代の中心的な年代である1947年生まれがリタイヤする2007年を、技術伝承の問題と捉える「2007年問題」が産業界で取り沙汰されて久しい。 昨今の定年延長や再雇用制度により、数年間の問題先延ばしが可能になったが、技術伝承の問題を避けて通ることはできない。 メンテナンスは生産と同様に重要だが、十分な対応ができなければ事故につながりかねない。 メンテナンス「2007年の備え」は、製造業が向き合うべき重要テーマだ。

 ☆山九 取締役・常務執行役員プラント・エンジニアリング事業本部長 小林 崇 氏
   「国内設備投資が旺盛な現在は、OJTで技術伝承するための最良の時期と思います」

 ☆メンテナンス「2007年への備え」  今なら、間に合うかも知れない

 ☆工事会社とユーザー系エンジは強い味方  売り物はプラントへの深い知見

 ☆ITは技術伝承をどこまで支援できるか  J-SYS・日揮・TECの取組にみるIT活用

 ☆EAMベンダー相次ぐ買収で安定感際立つSAP  年初からデータストリーム、MRO、インダスが買収の標的


(Vol.168 2006年11月10日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部