拡大と多様化の重電プラント市場

 世界的に見て、重電プラント市場は拡大している。 最近のデータで特に拡大しているのが、石炭火力発電所だ。 この要因は中国やインドといった巨大市場が石炭産出国であるためだ。 その反面、ガスタービン発電は増加傾向にあるものの、その拡大基調はにぶりがちだ。 ガスタービン発電への需要がそれほど伸長しないのは、天然ガス価格が高水準にあることもあるが、プラントメーカー自体が受注残高を抱え、迅速な対応ができないことも影響しているようだ。
 しかし地球温暖化が深刻の度を深めるのに伴い、環境への配慮は不可欠な状況にある。 こうした中でIGCC(石炭ガス化)発電プラントが米国では実現に向かって動き出している。 市場は拡大するとともに多様化しつつある。 この一時期を過ぎれば、次は原子力発電も浮上する。 その時には、さらに多様化が進む。

☆拡大と多様化の重電プラント市場
  市場拡大とともに環境配慮など、多面的な対応が必須

☆火力発電所、大容量化進む従来技術と導入気運高まる新技術
  しのぎを削る4大メーカー


(Vol.179 2007年5月10日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部