トータルメンテナンスとIT

 メンテナンスは設備の全体最適を考慮して行われるべきだ。 にもかかわらず、わが国のメンテナンスは要素技術に偏り、部分最適にとどまっているように見える。 メンテナンスは災害を防ぐよりも、経営リスクを軽減するという企業のトータルマネジメントの一環として行われるべきだ。 木を見て森を見ないようなメンテナンスでは、やはりまずい。 万一、事故を起こした時にどのような影響があるかまで、社会性まで視野に含める必要がある。 このトータルメンテナンスを実現するために、ITを活用するのも一方である。 今ここで「トータルメンテナンスとIT」について考えよう。

☆東京大学名誉教授 木村 好次 氏に聞く
  「ロスとリスクを最小に」 メンテナンスの新しい仕組み作りに着手
  「現場任せ」 から 「現場と経営を一体に」 を目指す

☆「保全と経営」 の関わりにメスを入れたMOSMS
☆稼動の 「見える力」 を実現する計装メーカー
☆2006年相次いで買収された海外EAMシステムベンダー
☆売上好調、現場重視の国産CMMS
☆本格的な拡大期に入った3次元計測市場

(Vol.180 2007年5月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部