デジタル武装するプラント機器

 計装システムの通信プロトコルがデジタル化されるのに伴い、フィールド機器にインテリジェンスを持たせ、プラント操業に活用できるようになった。 これに伴い、機器の状態監視がパソコン上で可能になるなど、メンテナンスにおける使い勝手が飛躍的に向上した。 デジタル化の標準化も進み、実用化へのプロセスを着実に進んでいる。 標準には、FDT/DTM とEDDL の二つが実用化されたが、技術的進歩の足取りは確かだ。 日本国内では通信プロトコルがいまだにアナログが主流で、デジタル武装の実感がないが、デジタル武装の進歩は世界的なうねりになっている。

【総 論】 「デジタル計装」進化の背景
【富士電機システムズ】 生産性と安全性を両立するDCS「MICREX−NX」
【横河電機】 リーディングカンパニーとしてFDT/DTMに積極的に対応
【インベンシス プロセス システムス】 注目されるFDMにおける先駆的な取組
【日本エマソン】 EDDLをサポートするエマソン
【エンドレスハウザージャパン】 全機種でFDT/DTMに対応するエンドレスハウザー
【ABB】 FDT/DTMを積極的に導入したABB
【ザムソン】 PST機能付きFDT/DTMデジタルポジショナを実用化


(Vol.235 2009年11月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部