PPPは 「魔法の杖」 か

 PPP (パブリック、プライベート、パーナーシップ) は、「公民連携」 と訳されるように、官と民が協同でインフラ事業を進めることだ。 最近になって、話題になることも増えたPPPだが、要は、本来であれば官が実施する公共性の高い事業に民間活力を導入するもので、以前から 「民活インフラ」 とも言われてきた。 また、サッチャー政権時代に英国で始まったPFI (プライベート・ファイナンス・イニシアチブ) もPPPと似た性格を持つ。 ただPFIとの大きな違いは、PFIが官が事業フレームを作り民間が運営するのに対し、PPPは企画段階のフレーム作りから官が参画するものだ。 民間のフットワークの軽さへの期待があるかもしれないが、何もかも実現する 「魔法の杖」 ではない。 ENNなりにPPPについて考えてみる。

【総 論】 PPPの 「光と影」 -重要なのは官のコミットメント-

【JBIC】 JBIC、ホスト国政府のコミットメントを重視 -豊富なプロファイ案件での経験活かした支援にも対応-
【日 揮】 新事業の一環としてPPP・PFIに取り組む日揮 -水、造水・発電事業にも参画、事業価値の向上も狙う-
【JFEエンジニアリング】 JFEエンジの豪州水供給事業に見る官参加の限界 -川崎市の参加はあくまでも 「協力」 レベル-


(Vol.241 2010年3月10日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部