ゴミ焼却炉 「更新需要」 を狙え

 2009年度、国内および海外でプロジェクトのスケジュールが見直される中、景気対策の一環として実施された公共投資に伴い、ゴミ焼却プラントの発注が相次いだのが、その中に多くの更新プロジェクトが含まれた。 ゴミ焼却炉メーカーはここ数年間、「老朽化した焼却炉の更新需要が拡大する」 と口を揃えていたが、2009年度はそれが現実になった。 だが、市場はこのまま拡大に向かうのか。 自治体の財政問題ごみの減量化の促進、将来の人口減少などによる影響はないのか。 メーカーは稼動開始から20〜30年経過した焼却設備の更新の受注を狙っているが、今後もある程度の市場規模は見込めそうだ。 自治体の最新動向をレポートする。

【総 論】 ゴミ焼却設備 「更新需要」 を狙え
       2009年度の市場の回復は本物か?
       1970〜80年代に稼動開始した清掃工場の更新計画


(Vol.244 2010年4月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部