原発、二つのニュービジネス

 インフラ輸出は、去る6月18日に閣議決定された日本政府の新成長戦略にも盛り込まれた。 その中で原子力発電所の輸出へも期待が高まる。 過去30年間に渡り、原発建設を継続してきたことで、技術は温存されている。 そしてもう一つ、原発関連では設備管理システムに注目が集まる。 2009年1月に施行された新検査制度、さらに最近の中国電力の点検不備問題。 電力業界内でも設備管理システムへの関心が高まっている。 原発を巡る、二つのニュービジネスを追った。

■ 原発、二つのニュービジネス 機運高まる、原発輸出と設備管理システム導入
■ メーカー・事業者が一体で受注活動 建設から運転までのトータルサポートが鍵
■ 動き出す、原発輸出支援策 政府系金融機関、電力業界も前向き
■ 経産省原子力・安全保安員が電力各社の保守管理への取組を公表 中国電力、再発防止策でEAMシステムを活用
■ SAP、業務フローに合わせやすいEAMソリューションを提供
■ IBM 「Maximo」、コンサルテーションとテンプレートによる迅速なシステム構築で対応
■ InforEAM、コンパクト性と柔軟性を重視
■ Ventyx社、米有力電力企業が採用したEAMシステムを提供


(Vol.248 2010年6月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部