多様化するアジアとエンジニアリング

 これまで、アジア地域というと、東南アジアと西南アジアをイメージしてきた。 しかしミャンマーで計画されているダウェイ港建設プロジェクトが実現すれば、東南アジアと西南アジアの距離が一気に縮まり、二つの地域が新たな南アジア経済圏を作ることになりそうだ。 そうなれば、アジアを語るとき、東南アジア、西南アジアとともに、それらを含めた南アジアを意識しなければならない。 南アジアと呼ばれる拡張型の新しい経済圏が生まれるとともに、その経済圏が多様性を持つことになる。 多様化するアジアとエンジニアリングについて本誌なりに考えてみた。

【総 論】 多様化するアジアとエンジニアリング 東南アジアと西南アジアの融合で南アジア経済圏の誕生へ
【化 学】 事業主体は、日本メーカー、現地資本、石油メジャーと多様化 日本の庭先でのプロジェクトに高まる期待
【発 電】 プロジェクト市場は活況、受注に期待 タイではGTCC、その他地域では超臨界
【鉄 道】 東南アジアで相次ぐ都市鉄道プロジェクト 高速鉄道プロなどは、実行に暗雲
【製 鉄】 自動車産業の発展で、タイ、インドで案件浮上 ベトナム、インドでは上工程の投資も
      トーヨータイ、3月6日に東京で会社説明会と採用試験 60名が受験、5月入社を目指す



(Vol.264 2011年3月25日号より)


重化学工業通信社
ENN編集部