戦略性高まるEAM/CMMS

 
EAMシステムとCMMSは、いずれもメンテナンスをサポートするシステムだが、その役割は異なる。 EAMシステムが企業資産すべてを対象とするのに対し、CMMSはコンピュータによるメンテナンス支援がその役割だ。 ソフトウェアの性質上、EAMシステムは経営サイドに向かい、CMMSは現場に軸足を持つ。 各ソフトともバージョンアップを経るたびに戦略性が高まっている。 EAMシステムはより経営に近づき、CMMSはメンテナンスデータの有効活用に向かう。 設備管理を扱うが戦略性が高まっても、その役割は異なる。

 【総 論】 戦略性高まるEAM/CMMS
  経営志向強まるEAMと現場重視のCMMS

 【IFSジャパン】 ユーザインタフェース拡充で使いやすさ
  モジュール機能の組みあわせでユーザニーズに的確に対応

 【SAPジャパン】 モビリティ強化とビッグデータ活用に注力
  最適な保全計画の策定を重視

 【日揮情報システム】 最新バージョン 「PLANTIA Ver.4.2」 では使いやすさを追求
  オペレーション側のメンテナンスデータ活用にも取組

 【日本IBM】 2006年の買収から着々とバージョンアップ
  産業別テンプレートも充実

 【横河ソリューションサービス】 クラウド環境で設備管理システム 「eServ」 を提供
  横河グループの知見をベースとしたコンサルテーションにも力


   (Vol.322 2013年11月10日号より)


重化学工業通信社
ENN編集部