オフショア・エネルギー開発への誘い

 
「世界の資源・エネルギーの開発は3Dの時代に突入した」 3Dとは、「Deep、Difficult、Distant」 を意味するが、これからの資源・エネルギー開発は、生産が難しい場所が中心になる。 これら困難な開発に伴い、エンジニアリング企業にとっても、新たなビジネスチャンスの獲得が期待される。 すでにこの分野に参入しているヨーロッパのエンジニアリング企業は高い収益を叩きだしているが、その理由は市場で活躍できるのは、一部のプレーヤーに限られるからだ。 オフショア・エネルギー開発は魅力的だが、参入障壁が高いのも確かだ。 オフショア・エネルギービジネスの現状をレポートする。

   【総 論】
   オフショア・エネルギー開発への誘い
   巨大市場にプレーヤーはわずか、後発組にもチャンス

   【オフショア・アップストリームに乗り出した各社】
   オフショア市場に着目、本格化する取組
   千代田・日揮・新日鉄住金エンジが本腰

   【ベントレー・システムズ 「SACS」】
   オフショアエンジニアリングに不可欠な解析ソフト、ベントレー 「SACS」
   デファクトスタンダードとして世界的に浸透

   【三井海洋開発】
   旺盛なFPSO需要を背景に成長続けるMODEC
   需要の高まり受け要員の増強も計画


   (Vol.323 2013年11月25日号より)


重化学工業通信社
ENN編集部