CCSプロジェクトのリアリティを検証する

カーボンニュートラルを推進する中で、様々な技術への期待が高まるが、その多くの実用化にはまだまだ時間がかかる。そんな中で、CO2を回収して貯留するCCS技術は、リアリティのある技術の1つだ。すでにノルウェーでは、CO2の回収サービスを事業とするノーザンライツ社の事業が始まっている。また、CCSを付属した発電所やLNGプラントの建設も急速に増加している。このタイミングでCCSプロジェクトのリアリティを検証してみる。

  【総 論】
   CCSプロジェクトのリアリティを検証する
   公的資金による部分的支援が必要だが、海外で始まる商業運転

  【三菱重工業】
   1990年代にCCS技術開発に着手
   世界最大プラントを建設、トップランナーとして豊富な実績

  【千代田化工建設】
   パートナリングでCCUSのバリューチェーンに対応
   三菱重工業とも協業契約、豊富なEPCの知見を活用

  【日揮】
   CCSの建設では世界にも先駆的な存在
   CO2の大規模長距離輸送のバリューチェーン開発に取り組み

  【JFEエンジニアリング】
   ハンドリングの難しいCO2に、蓄積したパイプライン技術を結集
   分離回収では新技術の開発にチャレンジ

  【日鉄エンジニアリング】
   省エネ型CO2分離回収技術「ESCAP」で熱エネルギー消費量を従来比40%以上削減
   導入前の検討が可能な「m-ESCAP」も開発



 (Vol.598 2026年5月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部