Engineering Now 2023



   TOP PAGE

                      ※本文は一部を抜粋したものです、詳細はENN誌をご覧下さい。

 【2023/12/10号】
大規模水電解モジュールを展開する独ティッセンクルップ・ニューセラ
グリーン水素の爆発的需要増には独自開発の「scalum」で対応
次世代エネルギーとして注目される水素は、化石燃料を改質して得る方法が一般的だが、この方法では、CO2排出の問題がある。こうした中で近年、注目されているのが、水を電気分解することで水素を取得する電解法だ。再生可能エネルギー由来の電力を使用して電気分解すれば、グリーン水素を得ることができる。その電解技術で豊富な実績を持つエンジニアリング企業がティッセンクルップ・ニューセラだ。今後、莫大な需要が期待される水素だが、大規模製造に対応できる標準化された20MWの水電解ユニットを開発し、今年5 月から「scalum」という製品名で市場に投入している。水素社会の確立において重要な電解技術だが、この分野で豊富な実績を持つティッセンクルップ・ニューセラの事業展開が注目される。


 【2023/11/10号】
生成AIの活用で機能アップした「Cognite Data Fusion」
10月19日、Cognite AI Summit in Tokyoを開催
10月19日、東京ステーションホテル鳳凰の間で「Cognite AI Summit in Tokyo」が開催された。冒頭挨拶に立った、江川 亮一 Cognite株式会社代表取締役は「生成AIを活用した新たなアップデートをお届けしたい」と強調した。従来のAIが決められた行為の自動化が目的であるのに対し、生成AIはデータのパターンや関係を学習して、新しいコンテンツを生成することを目的としている。生成AIの普及で、AI活用がより身近になったが、今回の「Cognite AI Summmit」では、生成AIを活用した新機能が紹介された。これまでにも、数多くの、機能でプラント操業の現場における、使い勝手の良い機能を提供してきたCognite だが、生成AIの活用により、現場における、いっそうの生産性向上が期待される。


 【2023/10/25号】
ごみ焼却炉の自動運転を目指すMHIEC
独自のAI遠隔監視・運転支援システムを開発
人手不足、ベテランから若手への技術伝承など、自治体はごみ処理において困難な課題に直面しているが、これらの課題の解決策の1つが、AIによる炉の運転自動化だ。AIを活用した運転支援により、少人数でも確実なごみ処理を実現できれば、人手不足対策になる。三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)が独自開発した遠隔監視・運転支援システム「MaiDAS」は、計測データとプラントの稼働データを活用し、DCS制御を高度化することで炉の運転を自動化。さらに、リアルタイムでの運転データの可視化・分析、運転状態の評価により将来の運転状態を予測する。


 【2023/9/25号】
プラントライフサイクル管理に最適解を提供するAutodesk
計画・設計・施工から稼働後のO&Mまで、高い生産性を実現
プラントの設計・施工および稼働後のO&Mまで、そのライフサイクルには様々なフェーズがある。各フェーズでは、それぞれ特化したソリューションが活用される。これらのソリューションは、設計・施工において重要な役割を果たすだけでなく、そこから提供されるデータをライフサイクルに渡るデータとして、クラウド上のプラットフォームで一元的に扱うことで、その管理をより効率化できる。設計・施工に活用できるソリューションと合わせて、統合モデルの連携が可能なNavisworks を持ち、シームレスなデータ活用が可能になるクラウド上のプラットフォームも用意しているAutodeskでは、設計・施工のみならず、プラントのライフサイクル管理において最適解を提供している。


 【2023/6/10号】
資産の自己最適化でネットゼロに対応
AIとMLを活用、意志決定を改善
資産の最適化ソリューションを提供するアスペンテック。その事業内容に変更は無いものの、ネットゼロの時代を迎え、資産最適化には再定義が必要だ。この状況下、アスペンテックは、ユーザーやパートナーと共同で「Aspentech Emission Management」という新たなソリューションを開発した。AIとML(マシンラーニング)をが新たな資産最適化を実現する。


 【2023/5/10号】
日立造船、日立ハイテクとともにごみ焼却施設でAI制御による長期運転に成功
「フィード・フォワード」によるAI制御を実現
ごみ焼却発電は、すでに、一般化している。しかし、ごみをエネルギーとして活用する場合、ごみ質が不安定であるため、得られる熱も不安定だ。その不安定な熱により生成される蒸気はその量が不安定で、それが売電収入にも影響する。こうした問題を解決するために、AIによるプラントの制御システムが開発された。日立造船は、日立ハイテクソリューションズともに、不安定なごみ焼却の熱を効率的に発電に活用するAI制御システムに取り組んだ。


 【2023/3/10号】
人材育成と「ものづくり」の重要拠点、山九北九州地区
ESを重視した「山九九州ビル」、BCPの拠点としても機能
山九は、北九州の門司と山口県の徳山が発祥の地だ。特に、北九州はプラント系の「ものづくり」を支えるうえで最も重要な、技術・技能を確保するための拠点だ。その技術・技能は人に宿るが、そのための人材育成にも力が入れられている。昨年4月、北九州戸畑区に新たに「山九九州ビル」が竣工したが、このビルの新設に伴い、山九は北九州地区の事業拠点を再編した。山九の人材育成と「ものづくり」を支える拠点を現地で追った。





掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権は 鰹d化学工業通信社 に帰属します。 ENN編集部