My Opinion 2025



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  ※本文は一部を抜粋したものです、詳細はENN誌をご覧下さい。
 【2025/4/25日号】
【専業エンジニアリング大手のDX戦略を追うD】
新デジタルプラットフォームの開発でEPC情報を根こそぎ変革
業務変革で目指す、付加価値の向上
千代田化工建設 常務執行役員 CHRO兼CDO DX本部長 熊谷 昌毅 氏
千代田化工建設は目下、プロジェクトDX、コーポレートDX、デジタル変革ビジネス、人財マインドデジタル変革の4本柱でのデジタル変革を推進している。中でも、事業の柱であるEPCプロジェクトDXにおいては、設計遂行・機器資材調達・プロジェクト管理の3軸について、業務効率の改善に取り組んでいる。従来のシステムでは、特定の材料がいつサイトに届くのかすぐにわからないなどの問題があったが、目下開発中のシステムでは、これらの問題が改善される。千代田はDXを活用したEPCの業務変革を目指すが、熊谷昌毅常務執行役員 CHRO兼CDO DX本部長に聞いた。


 【2025/4/10日号】
【専業エンジニアリング大手のDX戦略を追うC】
EPCからO&Mまで、幅広い事業スコープに対応するシステムを独自開発
廃棄物処理プラントの連続完全自動運転実現などで成果
JFEエンジニアリング 取締役専務執行役員・DX本部長 小山 建樹 氏
JFEエンジニアリングの事業領域は、インフラからエネルギー・廃棄物処理プラントまで幅広い。領域の幅広さに加え、事業スコープもEPCからO&Mまでライフサイクルをカバーしており、DXはこれらに対応しなければならない。このため、データ解析基盤は市販のシステムでは十分に対応できず、独自に「Pla'cello」を開発した。また、廃棄物処理プラントの59日間連続完全自動運転を実現するなど、プラントの運転自動化にも取り組み、業界でもいち早く実績を上げている。これらの他、施工の省人化システムを開発するなど、DX分野における実績は多い。JFEエンジのDX化を推進してきた、小山建樹取締役専務執行役員・DX本部長にDXへの取組とこれまでの成果について聞いた。


 【2025/3/25日号】
【専業エンジニアリング大手のDX戦略を追うB】
聖域無きDXoTで生産性6倍を目指すTOYO
「DX - PLANT」の提供で顧客の生産性も向上
東洋エンジニアリング デジタル統合本部長兼CDO川内 陽志生 氏
東洋エンジニアリングは、EPCのみならず、全社業務のデジタル化を目指す「聖域無きDXoT(デジタル・トランスフォーメーション・オブ・トーヨー)」を推進する。その中で、EPCのデジタルツインを活用したリスク低減にも取り組んでいる。またプラントの稼働後には「DX-PLANT」の提供も可能だ。プラントの設計・建設で作成したデジタルデータは稼働後のO&Mにも活用できる。特にTOYOがプロセスライセンスを持つ尿素プラントでは、ライセンス納入実績のあるプラントのうち約1割で「DX-PLANT」の導入実績がある。TOYOのデジタル化を推進するCDOの川内陽志生氏に聞いた。


 【2025/3/10日号】
【専業エンジニアリング大手のDX戦略を追うA】
巨額の設備投資を実施する顧客に響く提案をデジタル活用で実現
EPC対応から新ビジネスモデルまで、幅広く対応する日揮HDのデジタル戦略
日揮ホールディングス 執行役員・チーフ・デジタル・オフィサー(CDO)谷川 圭史 氏
多額の投資を伴う社会インフラ設備・プラントなどのEPCを担うエンジニアリング会社は、デジタル技術の効果的活用により、今まで以上に顧客からの信頼を獲得する。日揮ホールディングス(HD)は2018年に「ITグランドプラン2030」を策定し、デジタル化に取り組んできた。しかし、2018年と現在では、事業を取り巻く外部環境は大きく変わっている。また日揮HDは2021年に発表した長期経営ビジョン「2040年ビジョン」において、新たなビジネスモデルの確立を打ち出しており、デジタルを活用した新事業も展開している。外部環境が激変する中、長期経営ビジョンを実現していくために、デジタルといかに向き合っているか、日揮HDの谷川圭史執行役員CDOに聞いた。


 【2025/2/25日号】
【専業エンジニアリング大手のDX戦略を追う@】
ソフトウェアでアップデートできるプラントを目指す日鉄エンジ
自ら考え判断する「自立型プラント」の開発に取組を強化
日鉄エンジニアリング 執行役員・DXセンター長 古家 秀彦 氏
これまでプラントは、客先への引き渡し後、長期間にわたり引き渡し当時の状態のままで稼働、運用されてきた。しかしプラントが、スマートフォンと同じように、ソフトウェアのアップデートで機能向上できるようになれば、常に進化した最新の状態での操業が可能になる。そのために現在、日鉄エンジはプラットフォーム「Think Platform」を開発して、ソフトウェアで定義されるプラント(SDP:Software Defined Plant)の実現を目指している。自ら考えるプラントの開発に取り組む日鉄エンジが目指す「自立型プラント」について、執行役員・DXセンター長の古家 秀彦氏に聞いた。


 【2025/2/10日号】
メンテナンス業の認知度の向上で成果
増加した会員企業、学生へのアピールにも積極的な取組
日本メンテナンス工業会 田 寿一郎 会長
メンテナンスの施工を手掛ける企業が会員企業となっている日本メンテナンス工業会。2021年に始めたフランジ締結技能講習制度の認知度向上とメンテナンスへの社会的な関心の高まりを受け、このところ会員企業数も増加傾向だ。メンテナンスへの関心の高まりの背景には、わが国のプラントの老朽化という現実もあり、メンテナンスはますます重要になってきている。その一方で、日本メンテナンス工業会は、大学や高専へのメンテナンス業の認知度の向上を図り、若手人材の確保にも取り組んでいる。メンテナンス業の社会的認知度の向上に取り組む日本メンテナンス工業会の田 寿一郎 会長(高田工業所社長)に聞いた。


 【2025/1/25日号】
今、なぜ「P2M」か
複雑化企業活動に今求められるコンセプト
イノベーションマネジメント 代表取締役 芝尾 芳昭 氏
企業活動には、オペレーションとプロジェクトの二つの要素がある。従来、企業活動の多くはオペレーションだったが、競争環境が激しくなり既存ビジネスの価値の低下が速くなり、新価値創造の必要性が高まるにつれプロジェクト比率が高まっている。実際、ドイツではGDPの40%がプロジェクトと言われ、この比率は今後も高まることが予想される。

こうした時代に対応する概念として今、注目されるのが「P2M」だ。2001年に考案され日本発のPMノウハウとして注目されたが、価値創造を実現するプログラムとプロジェクトを一体として扱う「P2M」の概念は、これからの企業活動にとって、ますます重要度が高まる。昨年秋に上梓された「『P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント』標準ガイドブック」(改訂4版)の編集で中心的な役割を果たした、イノベーションマネジメント椛纒\取締役社長の芝尾 芳昭 氏に聞いた。




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