TOPICS 2009



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※本文は一部を抜粋したものです、詳細はENN誌をご覧下さい。
 エンジニアリングシンポ 2009、開催
 2日間で延べ2,700人が参加、省エネ、海外展開について議論               
【2009/12/10号】
 エンジニアリング振興協会主催の 「エンジニアリングシンポジウム 2009」 が去る11月19、20日、日本都市センター会館 (東京都千代田区) で開催された。 2日間で延べ2,700人が参加した。 今年のテーマは、「未来を拓くエンジニアリングの力 〜経済危機の先を見据えて〜」。 昨年秋のリーマン・ショック以降、世界経済は一部で明るさが見え始めたが、足取りは重い。 また、資源・エネルギー、地球温暖化、社会基盤の整備といった問題も山積している。


 IHI、米国で製鉄設備のメンテナンスに進出
 顧客に食い込み新設の受注も                                   
【2009/11/25号】
 IHIは2010〜2012年度を対象とした中期経営計画における「ビジネスモデルの転換」の一環として、事業領域をプラントや設備の建設のみならず、ライフサイクル全般に広げる計画だ。 この中計を視野に8月1日付で、米国のオハイオ州クリーブランド市に製鉄設備のメンテナンス会社を設立した。 新会社の社名は、ニューメタル・エンジニアリング。 資本金50万ドルのうちIHIが51%、パートナーである現地のメンテナンス会社、エンプロテック・スチール・サービス(ESS)社が49%出資した。 社長には、IHIメタルテックの松下俊郎社長が就任。 従業員数は5名で、IHIメタルテックからエンジニア1名が出向している。


 アレバ、送配電部門の売却に東芝、米GE、仏アルストムが応札
 東芝は受注済み原発のトラブルで資金に不安も                         
【2009/11/25号】
 フランスの原子力独占企業アレバの送配電 (T&D) 部門の売却について、東芝、米GE、仏アルストムの3グループが応札したことが正式に発表された。 アレバは自社開発による欧州加圧水型原子炉 (EPR) を採用したフィンランドのオルキルオト原子力発電所3号機の建設プロジェクトで工期遅延などによる多額の損失が発生しており、プラントオーナーである同国電力会社への損害賠償に充てる資金を捻出するため、今回の売却に至った。 アレバのT&D部門の売上高は6,000億円規模と世界最大規模。 買収金額も相当額に上ると見られる。


 ITエンジ、「Oracle PRIMAVERAユーザーセミナー」 開催
 業種別に3テンプレートを発売、新戦略を明示                         
【2009/11/10号】
 去る10月27日、ITエンジニアリングは 「Oracle PRIMAVERAユーザーセミナー」 を開催した。 昨年10月にオラクルによる買収が発表されたPRIMAVERAだが、この1年間でPRIMAVERAは、エンタープライズ志向の強いソリューションとして徐々に変化している状況が報告された。


 インターグラフ、ユーザー会を開催
 10月19・20日の両日とも満員の聴衆                                
【2009/11/10号】
 日本インターグラフは去る10月19・20日の両日、横浜みなとみらいのパンパシフィック横浜ベイホテル東京で 「INTERGRAPH  JAPAN 2009」 を開催した。 今回のイベントの総合テーマは 「POWERING THE FUTURE」。 そしてサブテーマとして第1日目には、「データ資産活用の将来像」、第2日目には 「エンジニアリングの将来像」 について活発な議論が展開された。 両日とも会場が満員となる盛況ぶりで、充実した内容だった。


 ベントレー、「Bentley OpenPlant Technology Conference2009」 を開催
 操業25周年、「OpenPlant」テクノロジーなど個性的ソリューションを紹介          
【2009/11/10号】
 ベントレー・システムズは、去る10月28日、東京・竹芝のインターコンチネンタルホテル東京ベイで 「enle OpenPlan Technolog onference2009」 を開催した。 今年は米国のベントレーが創立25周年を迎えたが、ベントレーが取り組んできたCADデータ標準化の成果である 「ISO15926」 のテクノロジーを採用した 「OpenPlan」 を強くアピールするなど、ベントレーの事業ポリシーを明確にする特徴のあるイベントとなった。


 IHI、新中期経営計画を発表
 2012年度、売上高1兆4,000億円、経常利益600億円目指す                 
【2009/11/10号】
 IHIはこのほど、2010〜2012年度の中期経営計画を発表した。 「ビジネスモデルの転換」 「グローバル化の深化」 を大目標にし、売上高を2009年度見通しの1兆2,900億円から1兆4,000億円、経常利益を130億円から600億円に増加させる。 同時に、2008年度決算で4,271億円あった有利子負債を4,000億円未満に圧縮する。


 東芝プラントシステム、「産業フェア2009」 開催
 パシフィコ横浜で、産業システム事業部の事業を紹介                 
【2009/10/10号】
 去る9月18日、東芝プラントシステムは毎年開催している 「産業フェア2009」 をパシフィコ横浜で開催した。 「産業フェア」 は、東芝プラントシステムの産業システム事業部のプライベートフェアで、第1回の昨年は2008年10月に東京・品川のコクヨホールで開催され、502名の来場者を集めた。


 JFEエンジ、地下機械式駐輪場を完工
 駅前広場での設置はわが国初                               
【2009/10/10号】
 JFEエンジニアリングは去る10月1日、JR東日本・総武本線平井駅 (東京都江戸川区) の駅前広場で地下機械式立体駐輪場を完工した。 「サイクルツリー」 と呼ばれる地下機械式駐輪場で、直径7m、深さ20mの円筒形の地下式駐輪場を3基が完成した。 総投資額6億円で、駐輪台数は756台。新駐輪場では、IC読取機が、自転車に予め取り付けられたICタグを読み取り、自動で自転車を入出庫する。 サイクルツリーの納入実績は今回で7件目だが、その後も自治体からの問い合わせに追われている。


 オーツデスク、CAEソリューション事業を強化
 デジタルプロトタイピングを推進                               
【2009/10/10号】
 オートデスクは9月18日、CAE (Computer Aided Engineering) 事業の強化・拡充について説明会を開催した。 同時に構造・機構解析ソフトの新製品 「Autodesk Algor Simulation 2010」 と樹脂流動解析ソフトの新バージョン 「Autodesk Moldflow 2010」 を発表。 オートデスクが持つ最新の解析ソリューションについて紹介した。


 「PMシンポジウム2009」 開催
 来場者1,450人を集め盛況                                  
【2009/9/25号】
 去る2009年9月10〜11日、東京都江戸川区のタワーホール船堀でエンジニアリング振興協会 (ENAA) と日本プロジェクトマネジメント協会 (PMAJ) が主催する 「PMシンポジウム2009」 が開催された。 1997年の第一回以来、13回目となる今回のテーマは 「時代に克つ−知識から知恵へのプロジェクトマネジメント」。 初日の来場者数1,450名を集める盛況ぶりだった。


 「FDTユーザーセミナー」 開催
 大阪10月28日、千葉県五井11月5日                            
【2009/9/25号】
 FDTグループ日本支部では、毎年秋に 「FDTユーザーセミナー」 を開催しているが、今年は10月28日に大阪、11月5日に千葉県五井で開催される。 昨年は従来の日本支部メンバー16社に三菱電機が加わったこともあり、参加者は主催者の予想を上回り約180名に達し、FDTへの高い関心が示された。 今年、大阪と五井で開催されるセミナーも盛況が予想される。


 専業エンジ3社、第一四半期決算出揃う
 3社ともに減収も、日揮、千代田が堅調に受注                       
【2009/9/10号】
 専業大手エンジニアリング3社 (日揮・千代田化工建設・東洋エンジニアリング) の2010年3月期の第一四半期決算が出揃った。 前期の受注がふるわなかったこともあり、3社ともに減収となった。 また受注では、日揮がアルジェリア、千代田がサウジアラビアから大型プロジェクトをそれぞれ受注、またTECはかねてから受注が内定していた中国向けプロジェクトが契約発効した。


 エン振協、名称変更を検討
 7月1日就任の山田 豊 新理事長が表明                          
【2009/7/10号】
 去る7月1日、財団法人エンジニアリング振興協会の14代目の理事長に東洋エンジニアリングの山田豊社長が就任した。 就任に伴い、山田新理事長は記者会見を行い 「昨年秋のリーマン・ショック以降、経済情勢が厳しく業界の環境も厳しい時期の理事長就任で重責を感じている」 と心境を語った。 が、 「昨年、エンジニアリング産業は総務省の日本標準産業分類の例示として掲載されたが、今年6月25日には日本銀行のサービス価格指標で 『プラント・エンジニアリング』 が取り上げられるようになるなど、認知度が高まってきた」 と、これまでの成果を高く評価した。 今後も引き続き 「産・学・官の連携により、人材育成など業界の事業基盤の強化に取り組みたい」 と抱負を語った。


 経済省、ものづくり白書を刊行
 経営・商品戦略・人材育成などの面から製造業の実態を紹介             
【2009/6/10号】
 経済産業省はこのほど、平成20年度 「ものづくり基盤技術の振興施策」 (「ものづくり白書」) を発刊した。 経営・商品戦略・人材育成といった側面から、わが国の製造業の現状、課題、対応策を紹介している。 わが国の製造業は2007年第3四半期決算で、経常ベースで前年同期比3.6%の減益に転じてから、徐々に減益幅を拡大している。 これは原材料価格の高騰、輸出依存度の高い製造業での為替差損が大きな原因だ。


 日揮新社長に八重樫副社長、重久会長は相談役、竹内社長は会長に
 6月26日株主総会で正式決定                                
【2009/5/25号】
 突然の新役員人事の発表だった。 日揮は去る5月1日、重久吉弘代表取締役会長兼最高経営責任者 (CEO) が相談役に就任し、竹内敬介代表取締役社長兼最高執行責任者 (COO) が会長兼CEO、八重樫正彦代表取締役副社長兼プロジェクト統括担当役員 (CPO) が代表取締役社長兼CEOにそれぞれ就任する人事を発表した。 新人事は6月26日に開催される株主総会で正式に決定される。


 千代田、新中期経営計画「変革と創造2012」を発表
 LNGモノカルチャーからの脱皮目指す                           
【2009/5/25号】
 千代田化工建設このほど、中期経営計画 「変革と創造2012」 を発表した。 2008年度を最終年度とする 「DSP (ダブル・ステップアップ・プラン) 2008」 に次ぐ、新たな経営計画だが、これまでのLNGモノカルチャー的な企業風土から脱皮し、多角化を目指す、新たな方向性が示された。


 新日鉄エンジ、新執行役員が会見
 4月1日付で3執行役員が就任                                
【2009/5/10号】
 新日鉄エンジニアリングはこのほど、4月1日付で執行役員に就任した沢雅明 (さわ まさあき) 氏、青山伸昭 (あおやま のぶあき) 海洋・エネルギー事業部エネルギーユニット長、河野治 (かわの おさむ) 技術本部技術開発研究所長の就任会見を行った。 


 経産省、原子力企業の国際展開を支援
 メーカーなど参加の委員会で議論                               
【2009/4/25号】
 国が原子力関連企業の海外進出を支援する枠組みの整備が進められている。 去る3月31日、経済産業省が設置した国際戦略検討小委員会の第4回部会が開かれ、5月発表の中間報告に向けた骨子案が提出された。 同委員会は、東芝、三菱重工、日立GEニュークリア・エナジーなど国内原子力メーカーのほか、電気事業連合会、日本原燃、国際協力銀行(JBIC)や大学教授などで構成される。原子力発電所の新規導入を検討している新興国などへの支援を含めた国際協力や国内原子力関連企業の競争力強化と国際展開支援などを目的に設置され、2008年10月から約1カ月ごとに部会を開催している。


 エンジニアリングの生産性向上を実現する日揮 「エンジニアリング2010」
 実プロジェクトで活用間近、マンナワー30%削減が目標                  
【2009/4/25号】
 「エンジニアリングのマンナワーを30%削減する」 エンジニアリングの生産性を向上させる日揮の取組 「エンジニアリング2010」 が、いよいよ、実プロジェクトで成果を見せようとしている。 昨年秋に起こった金融危機によりプロジェクト市場は冷え込み、今後は熾烈な受注競争が展開されることが予想されるが、この環境下で生き残るには、競争力の強化は避けて通れない課題だ。 日揮は次世代を睨んだ、高い生産性のエンジニアリングを実現する 「エンジニアリング2010」 に2005年から取り組み、近く受注するプロジェクトで実践段階に入る。 2010年度を最終年度とする5年間の中期経営計画 「シナリオ2010」 の中で 「次世代エンジニアリング手法の検討・開発」 が上げられているが、この手法がいよいよ実プロジェクトで試される。


 リアクターメーカーの「次の一手」
 アジアの環境規制と肥料案件に注目する日立造船                     
【2009/4/25号】
 リアクターメーカーは、プラント・エンジニアリングビジネスで重要な役割を果たすが、機器ベンダーとしての市場の見方はコントラクターとなるエンジニアリング企業とは異なる。 コントラクターが、エンジニアリング企業やプラントメーカーが差別化を可能とする特色のあるプロジェクトの受注を狙うのに対し、機器ベンダーの場合、コントラクターを問わず、ビジネスチャンスがある。 発展途上国の現地エンジニアリング企業やエンドユーザに直接、機器を納入することも珍しいことではない。 このため、市場の見方が、エンジニアリング企業やプラントメーカーとは異なるのだ。


 クウェートKNPC・アルズール製油所プロ発注内示がキャンセル
 日揮・韓国勢に発注内示                                        
【2009/4/10号】
 クウェートのKNPC (国営石油会社) は去る3月22日、昨年5月に日揮や韓国GS建設に発注内示した処理能力日量61万5,000バレルのアルズール製油所建設プロジェクトについて、発注内示をキャンセルした。 総工費は150億ドル、処理能力は世界最大となるプロジェクトの発注内示が取り消されたものの、日揮の場合、現時点で進めていた設計業務はコスト・レインバース契約によるもので、損失はない。


 アヴィバ日本法人、創立10周年
 R&D重視で高品質を実現                                       
【2009/3/10号】
 三次元CAD 「PDMS」 でプラント業界でも、よく知られている英アヴィバ社の日本法人アヴィバ株式会社が去る2月20日、創立10周年を迎え、英国の本社から デグゼクティブ・バイス・プレジデント の デイブ・コッペン氏が来日し、都内で記者会見を行った。


 在来船によるオーバーサイズ荷物の輸送に朗報
 スーパーラック社が特殊コンテナを積極的に売り込み                        
【2009/2/25号】
 船舶による輸送は、コンテナ船や在来船により、主に行われる。 コンテナ船はコンテナに貨物を収納し、コンテナを積み重ねて輸送するが、在来船はコンテナで輸送できない大きな貨物を輸送するもので、バラ荷、コンテナ、車、電車、ボートなど、何でも輸送できる。 ただ在来船の場合、コンテナ化が難しいので、その積荷スペースの効率的な活用は意外に難しい。 そんな問題をスーパーラック社の特殊コンテナが解決してくれる。 特殊コンテナを活用すれば、コンテナには収納できない、大型の機械や建設機械をコンテナ化することでスペースを有効に活用できる。


 三菱電機、太陽電池セル新工場の建設開始
 国内メガソーラーの受注にも照準                                    
【2009/2/25号】
 三菱電機は1月21日、中津川製作所・飯田工場 (長野県飯田市) で計画している太陽電池セルの第2工場建設工事に着手した。 新工場は2009年12月に完成し、2010年春から稼動開始する予定だ。 現在の年間生産能力は220MWだが、設備の整備などを進め、これを2011年度中に600MW体制に増強する。 すでに総額500億円の設備投資を決定しており、増大する太陽電池市場の需要に対応する。


 オートデスク、最新版 「AutoCAD 2010」 をリリース
 3月19日から出荷開始                                          
【2009/2/25号】
 オートデスクは2月19日、2D&3DオールインワンCADの最新版「AutoCAD 2010」 の日本語版を発表した。 2008年にリリースされた前バージョン 「AutoCAD 2009」 に、@パラメトリック、APDFファイルのサポート、Bフリーフォームデザイン、の3つの新機能を追加。 設計の効率化や外部とのコラボレーションが強化されたほか、より直感的なデザインも可能になった。


 新日鉄エンジニアリングの調達戦略
 ベンダー審査を徹底                                            
【2009/2/25号】
 景気の悪化により、エンジニアリング企業やプラントメーカーにも、日頃から取引のあるベンダーの財務内容について調査を始めている所が出始めている。 新日鉄エンジニアリングの調達本部も、ベンダーの審査を従来以上に慎重に行っている。 調達本部の年間調達額は2,000億円、その規模は年間売上高の7割にもあたる。


 日揮、中国で水質浄化エンジニアリングに取組
 アオコの異常増殖による水質汚染問題で                               
【2009/1/10号】
 日揮は、中国の湖沼の浄化を始めた。 昨年10月から現地の中国節能投資公司、丸紅とともに、アオコが異常繁殖した大湖の浄化事業を行っている。 現在、試験的に浄化を行っているところだが、1カ月を経過時点では水の透明度が改善されるなどの成果が上がっている。




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ENN編集部