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 ベントレー・システムズ「The Year in infrastructure 2015 Conference」会議レポート
 クラウド環境でより「モノを言う」インターオペラビリティ
 ソフトのアップグレードも容易に
 シニア・バイスプレジデント
(開発担当)ブッピンダ・シン氏
 2015.11.25

ENN 1年前の「Year in Infrastructure(YII)2014」で「Bentley CONNECT」を発表されました。その後今年9月にリリースされましたが、評判はいかがですか。

ブッピンダ
ブッピンダ・シン氏 
お客様から、改善点を指摘されたり、こちらが、気が付かなかった点を教えられたりしていますが、おおむね良好な反応を得ています。

「Bentley CONNECT」はクラウド環境で提供されるソリューションですが、従来は新バージョンの開発に12~18カ月を要していましたが、各製品の「The CONNECT Edition」は、3~4カ月毎に新バージョンをお届けできます。

また従来、お客様は新バージョンがリリースされると、その都度、インストールする必要がありましたが、自動的にアップデートされます。さらに、従来はインストールの度に、ソフトの機能を学ぶ必要がありましたが、ユーザと会話しながらインストールできます。この点が非常に喜ばれています。

ENN 「Bentley CONNECT」は、ベントレーの製品開発の歴史の中でも、非常に大きな意味を持ったのではないでしょうか。

ブッピンダ CTO(技術責任者)のキース・ベントレーは、紀元前を「BC」、紀元後を「AD」と言うのになぞらえて、「BC(Before CONNECT)」「AC(After CONNECT)」と言っていますが、「CONNECT(つながる)」ということは、電話のように双方向でコミュニケーションできることです。誰とでもつながることができれば、いろいろなことが可能になります。

ENN ベントレー・システムズは以前から、インターオペラビリティ(相互互換性)を重視されています。「Bentley CONNECT」のその理由を聞かせてください。

ブッピンダ プロジェクトは過去、複雑化してきました。こうした状況に対応するのに、ユーザニーズをすべて満たせるソフトウェアがあるとは、誰も考えていません。しかし、ソフトウェアはお客様にとって、必要なものです。

このニーズに対応するため、当社は日々、当社のソフトウェアが他のソフトウェアといかに協調するかを考えてきました。一つのソフトウェアが他のソフトウェアと連携して動けば、ユーザは一つのソフトウェアでは得られない機能を得ることができます。

ENN 一貫したインターオペラビリティ戦略と「Bentley CONNECT」を結びついてきますね。

ブッピンダ デスクトップ、ラップトップ、モバイル端末、スマートフォン、スマートウォッチに最近は、スマートグラスまで、ユーザが使用するデバイスも様々です。ユーザにとっては、チャレンジングな時代になりました。

「Bentley CONNECT」は、クラウド環境でソフトウェアを活用するものですから、その使用状況に応じたデバイスに対応できます。オフィスではデスクトップを使用できますし、プロジェクトサイトではモバイルを活用することもできます。クラウド環境であれば、お客様が直面している問題を非常にシンプルに解決できます。

ENN 今年2月に、リアリティ・モデリングのAcute3Dを買収されました。この買収の意義をどのようにお考えですか。

ブッピンダ 当社はクラウド環境にマイクロソフトAzureを活用しています。この環境で写真やその他のデータが提供されます。そこには建物や橋などのインフラもあれば、機器・装置もあります。このリアリティ・モデリングを活用することで、インフラストラクチャーのモデルを関わることができます。















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