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オートデスク、「Autodesk AutoCAD」「Autodesk AutoCAD LT」で新シリーズ  国内事業ではBIM / CIM分野に注力         2016.4.4

データ接続性を向上

オートデスクは、3月下旬から、「Autodesk AutoCAD」シリーズと「Autodesk AutoCAD LT」シリーズの新バージョンを順次、発売している。

新バージョンでは、ライセンス管理や操作性の向上、データ接続性の向上、最新テクノロジーの活用などに主眼を置いた新機能が搭載された。近年の設計プロジェクトでは、様々な情報が作成・やり取りされる。その中でも設計者が業務に必要な情報を必要な時に、情報端末の種類を問わずに扱えることを想定して、新機能が開発された。

そして、このほど発売される両シリーズの新バージョンは、使用期間を選択して利用するサブスクリプション・ライセンスのみで提供される。サブスクリプションでは、設計プロジェクトの規模や期間に応じて、使用期間とライセンス数を選択でき、初期費用を抑えながら、ニーズに合わせた運用方法やコスト管理が行える。

また、クラウドベースのコラボレーションツール「A360」を介して、プロジェクト管理やコラボレーション、モバイル端末からのアクセスなどの機能も利用できる。場所や時間に制限なく、柔軟な業務遂行が可能になる。

さらに、技術サポート、期間中の機能アップデート提供、「A360」を利用した25GBストレージがサブスクリプション・ライセンスに含まれる。

「AutoCAD LT」のサブスクリプションには、電話サポートが標準で提供され、同時に、両シリーズすべてのソフトウェアについて、サブスクリプション・ライセンスの期間中、AutoCADのモバイルアプリ「AutoCAD360 Pro」を、アプリ内課金なしで利用できる。

主な新機能は、
 ① ライセンス管理の操作性向上
 ② データ接続性の向上
 ③ 最新テクノロジーの活用 の3点。

「ライセンス管理と操作性の向上」では、従来のライセンスマネージャを新しい「Autodeskデスクトップアプリ」に更新し、機能アップデート通知や操作方法の自習機能などを1カ所から提供し、ダイアログボックスやプレビュー画面の大きさを見やすく変えられるように変更した。また自動調整中心線の機能を新たに追加。複雑な手間が省けて作業が簡単になった。

デザインビュー

「データ接続性の向上」では、PDF形式の図面をAutoCADのジオメトリに変換して編集可能にした。これにより作業効率が大幅に向上し、オートデスクのコラボレーションツール「A360」ビュワーを利用したリアルタイム・コラボレーションが可能になった。またオートデスク社の3Dプリントツール「PrintStudio」を介して、STLファイルを修復したりサポート材の配置を調整するなど、3Dプリントが効率的になった。

「最新テクノロジーの活用」では、2D/3Dに関わらず、GPUを使用して、グラフィックスのパフォーマンスを向上し、レンダリングでIBL(Image Based Lighting)技術を使用した背景画像とモデルを組み合わせて、アニメーション作成が可能になった。

新バージョンの価格は、「Autodesk AutoCAD 2017」が25万7,000円(シングルユーザ・1年間サブスクリプションの場合)、「Autodesk AutoCAD LT 2017」が5万7,000円(シングルユーザ・1年間サブスクリプションの場合)など。


国内ではBIM / CIMを推進

「Autodesk AutoCAD 2017」をリリースしたオートデスクだが、日本国内では、十分にCADが普及していない、建築・土木インフラ分野を対象に事業展開を加速する。

日本の建設産業は、空前の高齢化社会へ向かう中、人手不足の問題が恒久化しており、他産業に比べて労働生産性が停滞、オリンピック以降を見据えて大手ゼネコンを中心に海外への進出も強化している、といった状況にある。しかしBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)については、浸透は途上で、自治体事業でICT利用が促進されている。こうした建設産業の市場を睨んだうえで、BIMとCIMの推進に取り組む。

BIMについては、設計を中心に製品開発。マーケティングを展開。今後も「Revit」を核に、設計・施工・運用まで、ワークフローを統合する「integrated BIM」に注力する。

CIMについては、国土交通省が進める「i-Construction」の促進をサポートするほか、CIM試行案件の支援を行う。同時に鉄道や高速道路など、交通インフラ構築へのCIMプロモーションを行い、販売パートナー企業との連携による地方展開にも力を入れる。

このほか、クラウドの推進による、プロジェクトの効率か提案も推進する。

  詳細は、AutoCAD LT
®の製品ページ
 

   http://www.autodesk.co.jp/products/autocad-lt/overview








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