2026.2.25
Hexagon
日本市場向けに国土交通省「BIMロードマップ」に準拠した
ソリューションを開発中
クラウド環境で「信頼できる情報源」の共有を目指す |
Hexagonは現在、次世代の建設ソリューションとして、施工プロセスをエンドツーエンドですべてを接続することで、計画担当者、現場エンジニア、監督者、品質管理チーム、プロジェクトコントロールの担当者が、分断されたエクセルスプレッドシートや機会を逸したレポートではなく、単一の信頼できる情報源を共有できる環境の実現を目指した開発を進めている。
 |
| 建設向けクラウドソリューションとその領域 |
日本市場に向けた取組としては、国土交通省の「BIMロードマップ」において、設計から運用まで、一貫した情報連携が求められているが、Hexagonは単一ツールの使用を強制するのではなく、異なるBIM/CIMデータを統合することで「BIMロードマップ」の要件を支援する方針だ。
現場レベルでは、国土交通省が推進する「i- Construction」および「i-Construction2.0」が、自動化、データ連携、デジタル施工管理を通じた生産性向上と省人化を目標としている。Hexagonのソリューションは、試運転・性能確認のデジタル化、制約検知の体系化、設備稼働までの作業時間の短縮など、これらの目標に適合するものだ。
また近年、洋上における現場作業の機会が増加傾向にあるが、洋上の建設に伴う特殊船の確保、送電設備の建設、許認可スケジュールが複雑に絡み合う洋上風力発電設備建設プロジェクトでは、接続された単一の「信頼できる情報源」により、重量物コンポーネントの準備状況や関係者間で容易に調整することが可能になる。
さらに、日本の厳格な基準化で実施される耐震改修や高規格建築においては、設計から施工図までの構成履歴を保持することで、法令遵守とレジリエンスの確保を支援する。
クラウド上の情報提供により、発注者、EPC、施工会社は統制されたアクセス権の下で、単一の「信頼できる情報源」を共有できる点も特筆される。これにより、現場に大規模なITインフラを設置することなく、オフィスと現場がリアルタイムで同期し、報告遅延の削減、手戻りの抑制、人手不足や労働時間制約下での迅速な意思決定が可能になる。
また日本の大規模プロジェクトは、参画企業もしくは、部署によって異なる、複数のツールを併用することが一般的だが、Hexagonのソリューションは、設計・計画・現場アプリケーションから生成される構造化・半構造化データを含む複数の業界標準フォーマットをサポートし、APIによる連携を提供する。これにより、各チームは既存のツールを変更することなくデータを統合できる。これは特定のベンダーの採用を義務づけるのではなく、標準的な業務フローと情報要件を重視する国土交通省のBIM指針とも適合している。
日本におけるBIMでは、情報管理の標準として「ISO19650」も参照されており、Hexagonが提供するプラットフォームは、分野やフェーズを横断して、データを取り込み・発信する基盤として、これらの業務を補完できる。また、システム間で手作業による再入力を不要とするAPIや統合サービスは重要だ。大規模プロジェクトでは、複数ツールの併用が現実で、価値は統一を強制するのではなく、それらを接続することから生まれる。
組織横断のデータ連携により、設計意図と施工実績の整合、制約の早期検知、製作・現場施工・性能確認・試運転での調整が可能になる。日本の洋上風力プロジェクトでは、ヤード、海上物流、系統接続間のインタフェース管理が改善され、単一の遅延による連鎖的影響を低減できる。
2030年に向けて進展するCCSハブにおいても、捕集、圧縮、輸送、貯留をまたぐ統合された進捗・完成データにより、地域クラスター形成時の引き渡し業務の負荷を軽減する。
これらHexagonのソリューションを活用することで、①古い図面や不完全な前提条件ではなく、最新かつ検証済み情報に基づく施工による現場手戻りの削減、②動員前の制約解消による工程遵守率の向上、③資材・アクセス・許認可待ちによる停止時間の最小化による労働生産性の向上、④構造化されたデジタル化による試運転および引き渡しの迅速化、⑤手作業による報告作業の削減による、監督者やエンジニアが実行業務に集中できる環境の実現、などの効果が確認されている。
この一連の成果は、自動化とデータ連携を通じた生産性向上と省人化を目指す「i- Construction」および「i-Construction2.0」の方向性とも一致している。
|
|
|

|