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 2019.2.22
 ENN2月25日号 特集:「エンジニアリングITアンケート、常識になった3次元CAD使用」
 常識になった3次元CAD使用
 相変わらず多い、クラウド使用禁止企業

3次元レーザースキャンでは、初の普及機をリリースしたFAROが首位


Q5:エンジニアリング・データ・マネジメント・ソリューションとして、
   どのソフトを使用していますか?
 複数回答可

 まず「使用していない」という回答が71%あった。それ以外の回答では、「SmartPlantFoundation」(ヘキサゴンPPM社製)9 % 、「AVEVA NET」( アヴィバ社製) 、「ProjectWise」(ベントレーシ。ステムズ社製)がいずれも3%で続いた。

 エンジニアリング・データ・マネジメント・ソリューションは、大型で複雑なプロジェクトでは、設計やプロジェクトに必要なドキュメント管理で威力を発揮するが、手掛けるプロジェクトの規模が比較的に小さい場合は、投資したコストを回収するのが困難だ。小誌のアンケートでは、大手のエンジニアリング企業やプラントメーカーのほか、機器メーカーや工事会社にもアンケートを配布している。このため、大規模プロジェクトに対応している企業が限られており、「使用していない」という回答が71%にものぼったと見られる。


Q6:どのメーカーの3次元レーザースキャナを使用していますか? 複数回答可

 「使用していない」が52%を占めた。回答のあった機種で最も多いのが「FARO」で22%、次いで、「LEICA」8%、「Z+F」6%と続いた。
 3次元レーザスキャナはかつて、価格が1,000万円以上で、なかなか購入が難しかった。
しかし数年前にFAROが500万円を切る低価格帯の商品を発売した。このことがレーザスキャナの普及のきっかけを作ったが、この価格に最近ではLEICAやZ+Fも追いつきつつある。それでも、低価格帯の3次元レーザスキャナの先駆的な存在であるFAROへの支持は根強い。またこの質問への回答には「スキャナは購入せず、計測サービスを利用している」という回答や、「導入準備中」という回答もあり、今後、いっそう普及しそうだ。



   



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