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 価格重視に転じた、エンジニアリングITツール選び
 ハイエンド志向から適材適所へ、変わるユーザ志向
        2015.2.25

強める低コストへの要求


Q7 「エンジニアリング・データ・マネジメント・ソリューションとして、
    どのソフトを
使用していますか?」  (複数回答可)


 最大シェアとなったのは「Smart Plant Fpundation / Enterprise / Fusion (インターグラフ社製)」と「Autodesk Buzzsaw (オートデスク社製)」で、いずれも10%。

 次いで「Project Wise (ベントレー・システムズ社製)」8%、「AVEVA NET (アヴィバ社製)」2%となった。 この設問では、「使用していない」が62%あった。 その他の回答には、自社開発システムなどがあった。




Q8 「CADベンダーのサポートに、どのような印象を持っていますか?」


 「満足している」30%に対して、「満足していない」54%だった。 「その他」の回答には、「特に対応を求めていない」というコメントがあった。






Q8-1 「質問8で「満足している」と回答した方にお尋ねします
     その理由は何ですか? 1つだけお選びください」


 最大シェアとなった回答は「問い合わせへの回答が迅速」で58%、「定期的に担当者の訪問・コンタクトがある」 32%、「担当者の技術水準が高い」5%で、「その他」の回答には、「トレーニング映像がウェブ上にアップされる」というものがあった。




Q8-2 「質問8で 「満足していない」 と回答した方にお尋ねします
     その理由は何ですか? 1つだけお選びください」


 最大シェアとなったのが「問い合わせへの回答が遅い」34%、次いで「ベンダーからのコンタクトが少ない」30%、「ベンダー担当者の製品に関する知識が少ない」12%となった。

 「その他」の回答には、「サービスレベルが料金と一致していない」「バージョンアップの料金が高すぎる」「代理店の営業担当者には、
製品への知識が少なすぎる人材が多すぎる」などがあった。




Q9 「活用しているワークステーションOSはどれですか?
    最も多く使用しているOSを1つだけお選びください」


 ほぼ全社が「Windows7」と回答した。 わずかに 「WindowsXPから、Wondows7に移行中」という回答もあった。

 マイクロソフトは昨年4月に、WindowsXPのサポートを止めたが、それでもWindowsXPの使用を継続した企業があったが、最近になって、移行されてきている。 またWindows8、Windows8.1の使用はエンジニアリングITにおいては皆無だ。





Q10 「クラウド環境で使用できるエンジニアリングITソリューション
     について、どのようにお考えですか?」
  (複数回答可)

 「検討していない」が52%で最大シェアだが、「使用を検討している」34%、「すでに使用している」7%、「モデルプロジェクトで試験的に使用している」2%となった。

 クラウド環境を活用したソリューションは、主要CADベンダーですべて対応されており、現在、使用していないユーザでも、
今後、使用されるケースが増えてくると見られる。




Q11 「御社で作成したCADデータの保管期間はどの程度ですか?
     1つだけお選びください」


 最も多い回答が「11~15年」の27%、
次いで「51年以上」21%、「10年以下」18%、「16~20年」16%、「26~30年」8%となった。

 10年以下の短期間の保管と51年以上の長期間の保管に回答は二極化した。





Q12 「現在、御社で使用しているCADには満足していますか?
     1つだけお選びください」


 「満足している」42%に対して、
 「満足していない」58%だった。









Q12-1 「質問12で「満足している」と回答した方にお尋ねします
      その理由は何ですか? 1つだけお選びください」


 最多の回答は「操作性が良い」で60%、次いで「カスタマイズがうまく行った」17%、「エンドユーザーからの評判が良かった」13%、「自社データベースとの連携がうまくいく」7%となった。

 「その他」の回答には、「ユーザ、協力会社との互換性が良い」が上がった。




Q12-2 「質問12で「満足していない」と回答した方にお尋ねします
      その理由は何ですか? 1つだけお選びください」


 最多の回答は「低価格」で全体の44%を占めた。 次いで「操作性の向上」15%、「データの互換性」14%、「カスタマイズ性の充実」8%、「設計・解析など、すべてを統合したパッケージ型商品」5%となった。

 まずは「低価格」を求めているが、次に多い回答が「操作性の向上」である。 操作性は「満足している」理由としても最上位に上がったが、満足できないユーザーにも強く求められている。

 また「設計・解析など、
すべてを統合したパッケージ型商品」については、
今後、ベンダーが開発すべき商品と言えるだろう。




Q13 「今後のCAD開発に何を求めますか?」

 最多の回答が「低価格ソフトの開発」で22%、次いで「データ互換性」 21%、「操作性の充実」20%となった。 このほか、「汎用性」「カスタマイズ性」10%と続いた。

 ここでも低価格と操作性を重視した回答が上位を占めた。 これらの点については、CADベンダーにとっての永遠の課題といっても過言ではないだろう。


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